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Title : bunka
先週だけど国立博物館に行く機会があった
(御即位20年記念 特別展「皇室の名宝―日本美の華」)


何かを見聴きして思うところが有るというのは、見聴きしたもの自体が思わせてるのではなくて十中八九が自分自身の問題である
それが私の場合は線描の問題であったということ
やはり線の美なのである

どのようなジャンルで括られるものであれ絵を描くということは、何がしかの線を生むことである
線を描かず面を描いていても輪郭線というのは生まれる

今更ながら自分の絵の描き方は面を削り出して形を整える性格が強い
だから自分で分析的に見るに、量感に対するこだわりがどこかにあるのだろうとおもう
だからはっきり言って線描の整理は苦手である

線描に主軸を置かない日本画がいけないと全く思わないけど、
(そもそも日本画だなんて誰も言ってない。日本画みたいなやつと言っている)
よく説かれている日本画独特の精神性というやつは、やはり一種異様なまでの線への固執・執着によることが一つ挙げられるとおもう
やはり線描の整理は相当根気が要るという実感があるからそうおもう

(重ねて念を押すようだが、それがないから自分の絵は日本画じゃないとは全く思ってない)

これと同時に、いきなり漫画を読んでて思うことに飛ぶが
漫画の基本こそ線による画面構成
いまだかつて私は面によって作画された漫画というのを見たことが無い
見たことが無いだけであるのかもしれないが
とりあえず色んな性質上、デフォルメは線との相談会なのである
これも実感を以ておもう


この二つの事例を因果関係で結ぶとか結ばないとかは別に置いとくとして、
まあ何が言いたいんだか
別になにもないんだけど

とりあえず先人は偉大だなっていう話


あとこの展覧会で印象的だったのは、異様に絵具の色がよく残ってたこと
やっぱ皇室は保存が効いてるのかねえ
それとも修繕してるのかな?
絵巻など箔の剥がれひとつ見つからなかった
そういう意味で良い展覧会でした


全体的に世の中やっぱり仕事への執着の度合いだな

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